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広がる境界(プレートの境界①)

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地形環境
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プレートとプレートのつなぎ目のところで、
さまざまな変動が起こります。

とプレートテクトニクスでお伝えしました。

プレートテクトニクス理論とは?
1枚1枚のプレートが、マントル対流の上に乗っていて、 少しずつわずかに動いている。これがプレートテクトニクス理論です。

プレートが動く境界には次の3つがあります。

ですね。

 

磁石でいうと、関係性が

  • NN
  • NS
  • SS

の3つしかないのと理屈は同じです。

 

今回はそのうちの1つ、
広がる境界について見ていきたいと思います。

広がる境界はお互いが離れていく現象です。

 

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広がる境界

プレートとプレートが離れていくケースの境界を
広がる境界といいます。

広がる境界は、地下からマグマが吹き上がることにより、新たな大地が生まれることによって生まれていきます。

それが水中なのか、陸地の地下なのかで、
海嶺と地溝に分かれます。

地球は大半が海なので、大半が海底で深海底に存在します。

海嶺

広がる境界では、海洋プレートの境界が広がっていきます。

広がる境界では、
両側へとプレートが引っ張られるため、
断裂して広がって形成された割れ目ができます。

この割れ目に向かって、
余っているところから足りないところへと
地下のマントル対流のマグマが吹き出してくるわけです。

そうすると、海の底に火山活動が起こり、
火山や山脈ができます。

この海底山脈海嶺(かいれい)といいます。

海嶺の一覧

  • 大西洋中央海嶺
  • インド洋南西海嶺
  • インド洋中央海嶺
  • インド洋南東海嶺
  • 太平洋南極海嶺
  • 東太平洋海嶺
海嶺広がる海洋プレート
大西洋中央海嶺西側へ北米プレート、南米プレート
東側へユーラシアプレート、
アフリカプレート
インド洋南西海嶺北西側へアフリカプレート
南東側へ南極プレート
インド洋中央海嶺西側へアフリカプレート
東側へインド・オーストラリアプレート
インド洋南東海嶺北側へインド・オーストラリアプレート
南側へ南極プレート
太平洋南極海嶺北側へ太平洋プレート
南側へ南極プレート
東太平洋海嶺西側へ太平洋プレート
東側へナスカプレート、
ココスプレート

地溝

広がる境界が大陸中にあると、
陸地に溝ができます。

これを地溝(ちこう)といいます。

陸地での広がる境界の代表例

広がる境界の代表例として、

  • アフリカ大地溝帯
  • アイスランド島

があります。

アフリカ大地溝帯

アフリカの東部には、
大きな地溝帯があります。

これをアフリカ大地溝帯といいます。

地味に広がっていっていますので、
いずれはアフリカは大陸は2つに切り離されるでしょう。

そうして、この地溝帯より東側は島になると言われています。

また、
地溝には、水がたまり、湖となっているケースもあります。
その場合は、断層湖といい、

  • タンガニーカ湖
  • マラウイ湖

なども断層湖の代表例です。

アフリカ最高峰の、
キリマンジャロ山や
アフリカ第二位の
ケニア山などが有名です。

また、
紅海も広がる境界上にあり、
石油の分布が見られません。

アイスランド

アイスランドは大西洋中央海嶺上に位置します。
火山活動でできた島で、温泉もあります。

大西洋中央海嶺は
大西洋を東西に分ける海嶺で、
北米プレート・南米プレートと、
ユーラシアプレート・アフリカプレートの
間に存在します。

この海嶺上にアイスランド島が存在する訳です。

マントル対流がどんどん起こっていった結果、
海底から吹き上がったマグマがアイスランド島になっています。

アイスランド島は東西に引き裂かれようとしていて、
割れ目ができようとしています。

この動画のように、
アイスランド島は2つに分かれつつあります。

マグマを利用できているので、
近年は、地熱発電の割合が20%を超え、
およそ30%ほどになっています。

 

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