オアシス農業とは?
オアシス農業とはその名の通り、
砂漠の中のオアシスや、
地下水や湧水、外来河川や内陸河川などの河川を
利用して行う灌漑農業の1種です。
オアシス農業の分布
オアシス農業は、
砂漠気候にみられます。
特に
- 中央アジア
- 西アジア
- 北アフリカ
などで見られます。
灌漑農業とは?
砂漠には水がないので、通常、農業は行なえませんが、
場所によっては、水を得るとができます。
農業用水を得る方法を灌漑農業といいます。
オアシス農業の分類
オアシス農業は、
灌漑農業の方法によって
次の3つに分類されます。
- 湧泉オアシス
- 外来河川オアシス
- 地下水路オアシス
の3種類です。
湧泉オアシス
湧泉とは?
湧泉とは、
湧き出る水のことで、
狭義のオアシスは湧き水のことです。
外来河川オアシス
外来河川とは?
外来河川とは、
多雨地帯を水源とする川で、
下流で乾燥地帯を流れる川のことです。
外来河川の例
- ナイル川
- チグリス川・ユーフラテス川
地下水路オアシス
地下水路とは?
地下水路とは、
山岳地帯に降った雨を
暑い地表を通さず蒸発させずに
平地まで運ぶために人間が人工的に建設したものです。
主に山麓に形成される扇状地の地下において作られるます。
地下水路の例
- イランのカナート
- アフガニスタンのカレーズ
- 北アフリカのフォガラ
- 中国のカンアルチン(坎児井)
オアシス農業の栽培作物
綿花や小麦、ナツメヤシが中心です。
ナイル川下流域など一部では、
米も栽培しています。
エジプトは農地が国土面積の4%しかありません。
しかも、ほとんどがナイル川沿いです。
ナイル川下流域は円弧状三角州が発達しており、
そこで広く農業が行われています。

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エジプトはナツメヤシの生産量が
世界最大です。
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