食用豆類は90種類以上あります。
一般的な穀物はデンプンを主成分です。
しかし、豆類はたんぱく質や脂質が多く、
栄養的には穀類を補完する食品です。
大豆
大豆は、東アジアを原産地とするマメ科の農産物です。
食用にも採油用にも飼料にも肥料としても利用されています。
中国では人口や家畜の飼育頭数が多く、国内需要が旺盛で、
生産量が追いつかず、輸入量が多かったです。
そのため、近年では中国は双循環をスローガンにしており、
自国生産に力を入れています。
中国にはブラジルやアルゼンチンが大豆を輸出していましたが、
その大豆はどうなっているのでしょうか???
加工用豆類の分類
加工用の豆類は
大豆・ラッカセイなどのたんぱく質や脂質が多い豆類と、
小豆・インゲンマメ・ソラマメ・エンドウなどデンプンやたんぱく質が多い豆類に
大別されます。
大豆の加工
大豆は穀物を除く、一般的な農産物の中では、
最も生産される農産物です。
日本の大豆の加工品
日本では古くから、
大豆のたんぱく質を抽出した
- 豆腐
- 湯葉
などが加工品としてあります。
また、微生物を利用して消化しやすい
- 味噌
- 醤油
- 納豆
- テンペ
などがあります。
大豆にはトリプシンインヒビターなど生で食べると有害な成分も存在する。しかし、加熱することで毒は失活します。
磨砕処理
磨砕処理すると大豆中の塩類がとけだし、水に溶けることができるようになります。
豆腐
豆腐は大豆を水で磨砕化すると、加熱・濾過した豆乳に凝固剤を加えたんぱく質とともに油分などを凝固したもの。
豆腐は処理の仕方によって、
- もめん豆腐
- 絹ごし豆腐
- ソフト豆腐
- 充填豆腐
などがあります。
また、豆腐の加工品として、
- 油揚げ
- 厚揚げ
- がんもどき
- 凍り豆腐
などがあります。
小豆
小豆は大きさによって、
- 大納言小豆
- 普通種
の2つに分かれます。
小豆の加工品は
- あん
最も多いです。
その中で、
- 甘納豆
- 羊羹
- 和菓子
などに利用されます。
あんには、
- こしあん
- さらしあん
に大別されます。
アズキの他に、
- インゲンマメ
- ソラマメ
- エンドウ
- ササゲ
- リョクトウ
などからもアンはつくられます。
代表的なのは
- ずんだ餅
です。
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