大地形の資源

地形環境
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今まで、

大地形の分類
大地形と小地形 今回のメモ 大地形は内的営力によって作られます。 小地形は外的営力によって作られます。 内的営力とは? 内的営力(ないてきえいりょく)とは今までのマントル対流やプレートの動きのように、 地球内部のエネルギーによっ...
大地形~安定陸塊~
先カンブリア時代に造山運動を受け、 古生代以降は緩やかな造陸運動だけを 受けた地域を安定陸塊(あんていりくかい)といいます。
大地形~古期造山帯~
古生代に激しい造山運動を受け、その後侵食された山地を古期造山帯(こきぞうざんたい)といいます。 古期造山帯とは古生代に大褶曲山地となったものです。 その後侵食されて、高度を下げました。 第三紀に断層作用による断裂を受けています。
大地形~新期造山帯~
新期造山帯(しんきぞうざんたい)とは中生代末から新生代にかけての造山運動で形成された急峻な大山脈です。新期造山帯にはアルプス・ヒマラヤ造山帯と環太平洋造山帯の2種類しかありません。造山帯は山系でも構いません。

と、大地形の分類からはじまり、

  • 安定陸塊
  • 古期造山帯
  • 新期造山帯

について見てきました。

 

今回は、大地形の分類ごとに特徴的に見られる
鉄や石炭、石油などの資源をみていきましょう。

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安定陸塊と鉄鉱石の生産

安定陸塊とは?

大地形~安定陸塊~
先カンブリア時代に造山運動を受け、 古生代以降は緩やかな造陸運動だけを 受けた地域を安定陸塊(あんていりくかい)といいます。

鉄鉱石が安定陸塊でとれる理由

先カンブリア時代に安定陸塊はできました。

その時代にあらわれた、
光合成生物によって、
さかんに光合成が行われ、
酸素が生み出されました。

海洋中にあった鉄イオンと、
酸素イオンが結合し、
酸化鉄となって、
沈殿しました。

 

その結果、安定陸海には、その時代に堆積した赤色の地層が
残っているために、鉄鉱石が産出されます。

鉄鉱石の産出国上位は、
どこも安定陸塊に属しています。

  1. オーストラリア(オーストラリア卓状地)
  2. ブラジル(ブラジル地塊)
  3. 中国(中国陸塊)
  4. インド(インド地塊)
  5. ロシア(ロシア卓状地とシベリア卓状地)
  6. 南アフリカ(アフリカ卓状地)
  7. ウクライナ(ロシア卓状地)
  8. アメリカ(ローレシア卓状地)
  9. カナダ(ローレシア卓状地)
  10. スウェーデン(バルト卓状地)

古期造山帯と石炭生産

古期造山帯とは?

大地形~古期造山帯~
古生代に激しい造山運動を受け、その後侵食された山地を古期造山帯(こきぞうざんたい)といいます。 古期造山帯とは古生代に大褶曲山地となったものです。 その後侵食されて、高度を下げました。 第三紀に断層作用による断裂を受けています。

石炭が古期造山帯でとれる理由

石炭は植物が地下に埋もれ、
長い年月をかけて炭化したものです。

古生代には石炭紀など、
この石炭の原料となる
巨大シダ植物が生い茂っていました。

炭化の進んだ
瀝青炭(れきせいたん)や無煙炭(むえんたん)は
古生代の地質から取れます。

というわけで、
古生代の造山運動でできた
アパラチア山脈やウラル山脈、
ドラケンスバーグ山脈、
グレートディバイディング山脈などの
古期造山帯で石炭が取れます。

石炭生産の上位国は、

  1. 中国(アルタイ山系)
  2. インド
  3. インドネシア
  4. アメリカ(アパラチア山脈)
  5. オーストラリア(グレートディバイディング山脈)
  6. 南アフリカ(ドラケンスバーグ山脈)
  7. ロシア(ウラル山脈)
  8. カザフスタン(ウラル山脈)
  9. コロンビア
  10. ポーランド(ズデーテン山脈)

もちろん例外もありますが、
実際に石炭上位国は古期造山帯にあることが多いです。

新期造山帯と石油生産

新期造山帯とは?

大地形~新期造山帯~
新期造山帯(しんきぞうざんたい)とは中生代末から新生代にかけての造山運動で形成された急峻な大山脈です。新期造山帯にはアルプス・ヒマラヤ造山帯と環太平洋造山帯の2種類しかありません。造山帯は山系でも構いません。

石油が新期造山帯でとれる理由

新期造山帯の周辺には、
油田が分布しています。

たとえば、
西アジアにはザグロス山脈(イラン)なども
新期造山帯の周辺に位置しています。

浅い海の底に泥とともに生物の遺骸が沈み、
その後、泥・砂が堆積し、
圧縮されると、泥岩や砂岩ができます。

その過程で、生物の遺骸から珪藻ケロジェンという
有機物が生成されます。

このケロジェンが熱作用を受けると、
熟成されて石油に転換されます。

油なので、水より軽いため、
上の方に移動するが、
地層が上向きに褶曲している
背斜部では石油が
浮いた状態で集まっています。

こういうところに
油田ができやすいです。

まとめ

  • 安定陸塊では鉄
  • 古期造山帯では石炭
  • 新期造山帯では石油
例外もあるので注意
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