熱帯の分類について、
以前触れました。

熱帯(A)の区分-Af・Aw・Am-
熱帯を区分します。 熱帯を区分するには、 降水量に注目します。 それでは見ていきましょう。 熱帯気候の小分類 Aの熱帯気候は、 熱帯雨林気候(Af) 熱帯モンスーン気候(Am) サバナ気候(Aw) の3つにさらに分類され...
今回は、熱帯のうちさらに詳しく、
サバナ気候[Aw]について触れてみたいと思います。
サバナ気候[Aw]とは
サバナ気候[Aw]とは、
熱帯雨林気候と年中少雨の乾燥帯(ステップ気候など)との間に分布する気候です。
最小雨月降水量が60mm未満かつ年降水量が2500mm未満であるため、
年中高温で雨季と乾季に分かれ、
夏季は赤道低圧帯の影響で多雨(雨季)
冬季は亜熱帯高圧帯(中緯度高圧帯)の影響で少雨(乾季)となります。

大気の循環~低圧帯と高圧帯~
前回、 において、 降水量が多い原因は上昇気流だといいいました。 上昇気流の起こる原因は、 低気圧があるからとお伝えしました。 ここでは、 地球上の気圧帯がどういうふうに分布しているか、 考えるプロセスを見ていきましょう。 ...
雨季に降水量が少ない場合は、干ばつの被害、
雨季に降水量が多い場合は洪水などの被害を受けます。
サバナ気候の植生
サバナ気候の植生は、サバナ(サバンナ)と呼ばれる丈の高い長草草原とまばらな樹木が広がっています。
まばらな樹木には、バオバブの木やアカシアなどの木が例として挙げられる。
サバナの種類
- アフリカのサバナ
- ベネズエラのオリノコ川流域のリャノ
- ブラジル高原のカンポ
- パラグアイやアルゼンチン北部のグランチャコ
などが代表的なサバナとして知られる。
サバナ気候[Aw]の土壌
土壌は熱帯雨林気候と同じで、ラトソルや赤色土が分布している。
あまり農業には適さない。

熱帯土壌の地力が低く農業に向かない理由
熱帯土壌は農業に向かない土地だと聞いたことはありませんか? 今回は熱帯土壌が農業に向かない理由を述べていきます。 熱帯土壌とは? 熱帯土壌はラトソルや赤色土が分布しています。 酸性に傾いていて地力が低くなっています。 そもそもの地力 地力...
けれども一部にはテラローシャやレグール土など
肥沃な間帯土壌も見られます。
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