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一国二制度~中国と香港・マカオ~

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東アジア
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一国二制度ができた背景

中華人民共和国は社会主義国家として建国されました。

一方、植民地として香港はアヘン戦争後の南京条約でイギリスに香港島が割譲され、さらにはアロー戦争後の北京条約でイギリスに九龍半島が割譲され、その後、1898年、展拓香港界址専条によって、99年間の租借が決定しました。

マカオはといえば、大航海時代のポルトガルによってとられたままでした。

そして、貸されていたホンコン(香港)が1997年に、マカオが1999年にそれぞれ返還された際にしばらく資本主義経済の制度を50年間続けることが決められました。つまり香港は2047年、マカオは2049年まで今の体制がしばらく続くというイギリスとポルトガル、それぞれとの約束で返されました。

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一国二制度とは?

一国二制度とは、この社会主義制度と資本主義制度の2制度で中国という国でともにやっていきましょう。ただし、50年間ね、といったものでした。

(個人的見解ですが、中国の現在の体制であると、資本主義や社会主義ではなく、民主主義体制か事実上の一党独裁体制かを1つの国で2つやっているような認識です。)

香港の地誌

香港は主に香港島、九龍半島、新界で構成されています。1997年7月1日に中国に返還されて、現在に至ります。返還されたあとは特別行政区となっています。

香港基本法に基づき外交と国防は中国政府に任せていますが、香港は自治権が強いのが特徴でした。

20世紀は中継貿易で栄え、タックスヘイブン(租税回避地)で低税で開放市場経済によってサービス業だけでGDPの9割を超えました。

現在では依然として世界の金融センターとしての地位を確立しています。

しかしながら、香港は中国本土に比べると成長は遅く政治的経済的軍事的本土からの脅威で安寧の日々とは呼べない生活が近年は続いています。

マカオの地誌

マカオは1999年12月20日にポルトガルから返還されました。

マカオのGDPのうち5割以上はカジノなどの観光産業だけで成り立っています。特にカジノ収入はアメリカのラスベガスの約4倍を記録するほどで現在人類史上最大を誇ります。

 

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