ラテンアメリカとは?
ラテンアメリカとは、
ラテン系のスペイン・ポルトガル人に支配されたアメリカ
という意味です。
具体的にはメキシコから南の国です。
ラテンアメリカの先住民
では、ラテンアメリカにはどのような人種の人が住んでいたのでしょうか?

アメリカ大陸の先住民は、
上のリンクでも話したようにアジア系です。
アジア系ということはモンゴロイドということでもあります。
シベリアから北アメリカ大陸に渡った訳ですね。
このラテンアメリカの先住民たちを、
アラスカでは主にイヌイット、
北アメリカではアメリカインディアン、
中南米ではインディオと呼びます。
1492年にコロンブスがアメリカ大陸に到達します。
コロンブスはインドについたものと思い込み、
そこの住民をIndianと死ぬまで呼んでいました。
その誤解が今日まで至ります。
一方、北米大陸に欧州からやってきた
コーカソイドの白人たちが引っ越してきました。
イギリス人をアングロサクソン族と呼びます。
そのため、カナダとアメリカの宗主国であった
イギリスの北アメリカではアングロアメリカという呼称があります。
ラテンアメリカの黒人
ラテンアメリカに住んでいるのは、
アジア系やヨーロッパ系の
モンゴロイドやコーカソイドばかりではありません。
中南米では、白人がプランテーションを経営します。
プランテーションとは、大規模な労働力を使った農業で、
工業や食品産業などに使われる商品作物を育てています。
そういった農園経営をするためには、
大量の労働力が必要になってきます。
それをアフリカから連れてきました。
アフリカ系のネグロイド=黒人です。
中米のハイチやジャマイカは黒人の割合が高い島国です。
そういった黒人の割合の高い国々が、
カリブ海にはたまに見られます。
人種のるつぼ
南米大陸は「人種のるつぼ」と呼ばれています。
るつぼというのは、
金属を溶かして混ぜ合わせるための入れ物のことです。
余談ですが、
銅と錫を混ぜると合金として青銅ができ、
マインクラフト界だとダイヤモンドが掘れるくらいまで、
強いです。
話を戻して、
南米大陸は、人種を混ぜ合わせる器なのだという
イメージと言っているわけです。
混ざるということは混血していく
ということでもあります。
メスティーソ・ムラート~南米大陸の混血人種~
インディオとヨーロッパ系の組み合わせは
メスティーソと呼ばれています。
これは人口の割合も多いです。
アフリカ系とヨーロッパ系の組み合わせは
ムラートと呼びます。
インディオとアフリカ系の混血を
サンボといいます。
また、このような混血が進んでいるため、
南米では人種的偏見は比較的弱いようです。
南米では、白人の血がいくら入っているかが重要と考えられがちです。
黒人とアジア系だと、黒人の方が上に見られることが多いようです。
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