恒常風②ー偏西風ー

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気候・植生・土壌
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コリオリの力

自転する地球には、
運動するものに対して進行方向を曲げる力が直角に働いています。

これをコリオリの力(転向力)といいます。

偏西風とは?

亜熱帯高圧(中緯度高圧帯)から高緯度側に向かって吹く、
西よりの風を偏西風へんせいふうといいます。

偏西風は地球の自転に影響を受けて、
北半球では進行方向に対して、右側に曲げられ南西の風に、
南半球では進行方向に対して左側に曲げられるので北西の風になります。

ジェット気流

偏西風の中でも、上空10000m(10km)以上(対流圏と成層圏の界面)では、
風速が最速になります。これをジェット気流といいます。

赤道と極付近の温度差が大きければ、大きいほど
地球の熱バランスを保とうとするために、(まさに恒常風)
ジェット気流は蛇行します。

ジェット気流の蛇行を偏西風波動といいます。

 

ジェット気流を利用した航空機は速度を増します。

たとえば、那覇空港から千歳空港の飛行時間はおよそ3時間ですが、
千歳空港から那覇空港までの飛行時間はおよそ4時間かかります。
西から東へ飛ぶ場合のほうが、地球の自転を差し引いても早く到着します。

ヨーロッパと偏西風

ヨーロッパは北大西洋海流の暖流が、
この偏西風によって影響を受ける地域です。

偏西風の影響で、緯度の高い地域であるにも関わらず、
比較的暖かいです。

秋田スペイン線と呼ばれる北緯40度を通ります。
さらに北のドイツやイギリスは北海道の本島の最北端である稚内よりも北にあります。

ヨーロッパは北大西洋海流と偏西風のおかげで
一年中気温がそこまでは下がりにくいです。

偏西風と貿易風のちがい

貿易風は吹いた先が、
地球の自転が仮に停止していた場合に吹く方向に比べて、
実際に吹く方向が自転により
後からやってくる方向に吹きます。

しかし、偏西風は吹いた先が
地球の自転が停止していた場合に吹く方向と比べて
実際に吹く方向が自転により、先に進んだ方向に吹きます。

コメント

ja 日本語