フランスの人口
フランスの人口は、
ドイツに次いでヨーロッパ連合(EU)で人口が多く、
日本の半分ほどの人口です。
フランスの民族
フランス国民の多くがフランス語を話すフランス人です。
フランス人以外には、
- ケルト系ブルトン人(ブルターニュ地方)
- バスク人(ピレネー山脈西麓)
- アルザス人(アルザス地方・ドイツ語)
- ロレーヌ人(ロレーヌ地方・ドイツ語)
などが知られています。
また、近年では、
フランスの植民地であった
- アルジェリア
- モロッコ
- チュニジア
などマグレブ三国からの移民が多く流入しており、
フランス人の10人に1人が移民だと言われています。
この傾向は増える傾向にあります。
フランスの人種対立と宗教対立
先ほど挙げたマグレブ三国は、
イスラム教を信仰しており、
敬虔なカトリックの国であるフランスに
先に住んでいた人と軋轢が生じています。
フランスが思う「フランス人」とは？
フランス人は自国の歴史や文化に大して大変誇りを思っている民族です。
そのため、
フランス語を含めて、
フランスが大好きな人をフランス人として認める風潮があります。
フランス人の定義とは、
「肌の色や出身は問わず、フランス語を話しつつ、ワインを飲みながらフランス料理を食べる人」
をフランス人として認める起来があります。
なおかつ、フランスの歴史と文化やマナーを理解している人ですね。
フランスと政教分離原則
そのため、
フランス国民はみなフランス人だという原則から、
政教分離原則が厳しい国として知られています。
ドイツではキリスト教の政党が存在しますが、
フランスでは政教分離原則が厳しいのです。
ブルカ禁止法
イスラム教徒の女性が着用することの多い、
ブルカの着用がフランスでは2011年に禁止になりました。
これはフランスの政教分離原則の象徴とも言えます。
この法律には反対意見も多いです。
フランスの少子化対策
フランスに元々住んでいた
カトリックを信仰するラテン系フランス人の少子化が深刻でした。
そのため、フランスでは子どもが多い家庭に対して、
減税を強化することが進められました。
育児手当も手厚い支援をすることで、
フランスは先進国の中でも少子化対策に強めてきました。
合計特殊出生率は先進国の中でもトップクラスで、
フランスはヨーロッパ最大の多産国家として知られています。
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