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国家の領域-領土・領海・領空-

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国家と国際機構
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以前、お話しました

国家とは何か?-国家の三要素-~領域・国民・主権~
国家とは、領域と国民と主権の3つがそろって、はじめて国家ということが言えます。

のうち、の領域について今回は詳しく見ていきたいと思います。
なぜなら領域は地理学的には大切だからです。

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領域の分類

領域には、領土・領海・領空があります。
陸海空ですね。

領土とは?

領土とはどこまでをさすのでしょうか?
干潮時と満潮時では陸の幅がことなってしまいます…。

どこの国も領土は少しでも見栄をはってでも、
大きく言いたいわけです。

男の人は、男性器を大きく申告したいし、
女の人は、胸を大きく申告したいのと同じです。

そこで、干潮時の海岸線(低潮線)までの範囲を、
領土の範囲にしています。

領土が広大な国

領土の面積が、
大陸全体を占めるような国を
大陸国といいます。

オーストラリアは、
一国で一大陸を占めているので、
典型的な大陸国といえます。

領土の面積大きい順

  1. ロシア
  2. カナダ
  3. アメリカ
  4. 中国
  5. ブラジル
  6. オーストラリア
  7. インド

です。

大きな3を書くと、
その順番で並んでいることが
わかるかと思います。

領海とは?

日本の領海は、
低潮線から12カイリのところまでです。

各国で異なる領海
日本の領海は12カイリですが、
他国では、3カイリから200カイリまで、
幅広く設定されています。

公海とは?

領海とは逆に、
どの国のものでもない海を
「公海(こうかい)」といいます。

領海は沿岸国に属します。
ですので、
領海には許可なく他国の船が航海したり、
海底ケーブルを設置するのは禁止されています。

公海は、領有してはいけません。
ですので、公海は航海する自由があり、
海底ケーブルを置く自由があります。
もちろん領空もないので、
公海の上空を飛行機が通過してもかまいません。

公海の提唱者

公海は「公海自由の原則」といい、
H・グロティウス(1583~1645/オランダ)によって説かれた
国際法上の慣行を経て、確立されました。

経済水域とは?

経済水域とは、領海ではありません。
ですので、公海と同じように、
通過の自由や海底ケーブルの敷設の自由があります。

では、公海と排他的経済水域では一体なにが違うのでしょうか?

排他的経済水域では、
海の魚を捕獲すること、
海底のメタンガスやレアメタルなどの
資源を採取することについて、
経済水域では
その沿岸国が管理することが
認められています。

経済水域のはじまり

1973年、第三次国連海洋法会議で、
排他的経済水域が議題に上がりました。

そして、1982年には、
国連海洋法条約が採択されました。

それ以降、
多くの国が、経済水域を領土から200カイリ以内に設定しました。

日本は、始めは水産資源の管理だけに絞り、
「漁業専管水域」といっていましたが、
1996年に国連海洋法条約に加入し、
漁業専管水域から経済水域というようになりました。

 

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