イタリアでは、
日本以上に衰退が深刻化しています。
特にイタリアの南部では、
穴が開いた道路があちこちに散見されている状況で、
修繕の費用も賄えていない状況です。
今回は、
イタリアの南北格差について見ていきましょう。
イタリアの南北格差
北イタリア
北イタリアでは、
古くからパダノヴェネタ平野一帯の
- ミラノ
- トリノ
- ジェノヴァ
- ヴェネツィア
などを中心に工業化が進んでいきました。
南イタリア
しかし、
南部のナポリなどの
南イタリアでは
農業が中心に行われていました。
イタリアは工業と農業が、
朝鮮半島と同じように南北で分かれており、
北イタリアの方が発展していました。
格差縮小政策バノーニ計画
そこで、
イタリア政府は、
農業中心のイタリア南部に対して、
工業発展を目指して、
バノーニ計画(1955年~1964年)を立てました。
また、イタリア南部へ伸びる高速道路として、
アウトストラーダの建設を行い、
道路や港湾整備などの資本投資や、
鉄鋼コンビナートを作りました。
また、イタリア南部には、
イタリアンマフィアと癒着している企業が多く、
経済的に発展している北イタリアの企業が
南イタリアに対して進出しにくかったり、
また、優秀な労働者は北イタリアに出て行ってしまうため、
現地で雇える人はいない状況です。
どんどん問題が重なっており、
イタリア南部ではまともなインフラが維持されていない状況です。
そこで、
イタリアではムッソリーニを礼賛する
ネオファシズムが勃興しています。
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