中国の農業

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中国の農牧業政策の変化

人民公社

中国では1949年の建国以来、
社会主義体制の下で中国では土地の国有化と集団化が進められました。

1950年代より互助組合公社の形で農業の集団化が図られ
農業だけではなく
経済組織や行政機構などの統合した
人民公社が1958年、設立されました。

人民公社は生者合一と言われる行政・産業・軍事・教育・文化を一体化した組織。

多いところでは10万人近くを動員し大規模な農業経営者になりました。
農業の集団化に伴い人民公社単位での集団農場が展開されます。

農業の集団化とは
社会主義国に多く見られる農業形態で生産手段の共有化生産計画による共同作業などにより個人ではなく集団で農業経営を行うことを指します。

しかし農業の集団川労働にかかわらず報酬が一定というのが原則であるため農民の労働意欲は著しく下がり中国の農業生産は停滞していました。
頑張って働いても適当に手を抜いても報酬は同じということですから労働意欲は高まりませんでした。

生産責任制

そこで1978年から導入されたのが生産責任制でした。
生産責任制とは個々の農家が政府から供出量以上に生産した農産物については農家が自由に市場で販売できるということです。つまり政府からの要望以上の生産することができれば、
全てが自分の収入になるわけですから農民の生産意欲は高まります。

これによって中国の農業生産は飛躍的に拡大しました。
なお人民公社の1980年代には解体されました。

万元戸や億元戸とよばれる生産量の増大に成功した農家も出現しました。

農業利益が増大して農業の生産が向上していくと余剰労働力が魔力によって号泣行政組織や個人が経営する郷鎮企業が誕生してきます。政府は積極的に副業を奨励し結成された郷鎮企業が中国の経済発展を後押ししていきます。

しかし急速な市場経済の導入によって内陸部と沿岸部との経済格差が拡大し内陸部から沿岸部に行って来る出稼ぎ労働者が後を絶たないですこのような現象を民工潮と言って、実に1.5億人もの人々が出稼ぎ労働者として都市部へ移動したと言われています

中国の農業地域

チンリン山脈とホワイ川を結ぶ線が降水量1000 mm 以下の等高水量線とほぼ一致しています。この線よりも北側が小麦がなどの畑作地域、この線よりも南側が稲作地域となります。

また標高3000mの等高線と降水量3000mmの降雨量線を結んだラインより西部では牧畜やオアシス農業がそれより東部の低地丘陵地では農業が行われています。

中国の東北地方の農業

東北地方は高緯度に位置しており寒冷で降水量も少ないため春小麦・コーリャン・大豆などの栽培が行われています。

中国の華北地方の農業

河北は黄河中下流域のことで内陸部の乾燥地域から運ばれた黄土が堆積し肥沃な土壌を形成しています。この地域も気温が低く降水量も少ないため冬小麦や綿花など栽培が盛んで黄河中下流域は世界有数の畑作地域となっております。

中国の華中地域の農業

中国の華中地域は長江中下流域のことで温暖で降水量にも恵まれてるため、長江中下流域と内陸部のスーチョワン盆地は世界有数の稲作地域となっています。

丘陵地では茶の栽培も盛んに行われています。また長江の河口部に位置する上海の大都市向けの野菜を栽培する園芸農業も行われています。

中国の華南地域の農業

中国の華南地域は低緯度に位置していますから高温で降水量も多いためチュー川中流域などでは米の二期作やサトウキビの栽培が行われています。福建省では丘陵地帯を中心に茶の栽培が盛んで中国有数の茶の生産地になっております。

中国の西部内陸地域の農業

中国の西部内陸地域は広く乾燥気候が分布しています。

そのためオアシス農業と遊牧が行われています。
チベット高原ではヤクの遊牧や乾燥地域では羊や馬などの遊牧やオアシス農業による綿花や小麦などの栽培を見られます。

シンチヤンウイグル自治区では灌漑による綿花栽培が盛んで中国有数の綿花生産地域になっています。

中国の農産物のシェア

中国の農業生産は世界的にも多く米小麦じゃがいも野菜ぶどう茶など様々な農産物の世界最大の生産国となっています。

中国は国土面積が広く地域によって気候や風土が異なり農産物の種類も豊富なため地域によって料理にも様々な特色があります。食は南部が米中心であるのに対して、北部では小麦を使った麺類や饅頭などが中心です。これは稲作農業と畑作農業の地域分布と対応しています。

近年は食生活の向上に伴って肉類や乳製品などの畜産物の消費量が大幅に伸びています。2021年中国人の肉類の需要拡大に伴う現在ミートショックが発生しています。そのため家畜の飼育頭数が増加しておりとうもろこしや大豆などの飼料作物の需要も大幅に伸びていますトウモロコシの栽培面積が急激に拡大しており台座ブラジルなどからの輸入量が増加しています。

 

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